痛々しい 室生寺の五重塔

 1998年(平成10年)9月22日の台風7号は、上陸してから関西地方で猛威を振るいました。
 室生寺も強風のために、大杉が数多く倒れました。運悪くその内の一本が 五重塔を直撃してしまいました。
 その直後の状態が 下の写真です。
 1999年2月10日から 修理を開始して、2000年7月に 予定よりやや早く完成しました。
 修理費用は、約1億5千万円で、国が 80%、県が 5%、村と寺が 15%(この中に小生のささやかな寄付も入っています。
 を負担しています。
 五重塔の屋根は、桧皮葺です。境内の大杉の皮を利用しましたので、丸裸の杉ノ木が 当分の間はかわいそうです。
 10年ほどで 元通りになるそうですが・・・・・
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被害直後の五重塔 五重塔に倒れた大杉 痛々しい五重塔
痛々しい 五重塔
まだ 杉の大木が倒れて
いました。
五重塔を直撃した大杉の根元
この 大木が五重塔に倒れて
寄りかかりました。
北東の角が大きく崩れました。
大事に至らなくて良かった。

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